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セミナーのご案内 《他社主催セミナー》

塗料・塗膜の基礎(塗装系)と欠陥分析技術、耐候性技術【東京開催】
2024-12-23
主 催  株式会社R&D支援センター 
日 時  2024年12月23日(月) 10:00~17:00
会 場  江東区産業会館 第2会議室
聴講料  1名につき 55,000円(税込、資料付き)     
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。 
講 師  (株)クボタ 研究開発本部 マテリアル・キャスティングセンター 担当部長
     赤堀 雅彦 氏  【専門】塗料/塗膜の評価解析、塗装工程、耐候性技術

受講の詳細や請求書等は、株式会社R&D支援センターよりご案内します。
◆受講料は、銀行振込にて、原則として開催日までにお支払い下さい。   
◆お申し込み後はキャンセルできません。ご都合が悪くなった場合は代理の方がご出席ください。
◆受講対象・レベル 
・現在、またはこれから塗装やコーティング分野に関わりがある方(初級~中級)
・基材の表面処理から上塗りまでの塗装系について、基礎から学びたい方 
・塗料/塗膜の劣化(塗装外観)や欠陥分析技術を習得したい方 
・外観品質向上のための「耐候性技術」について、基礎から学びたい方 

◆習得できる知識 
 塗膜構成(塗装系)に関して理解することで、塗装塗膜のポイントを考え直すことができます。また、製品性能の点から、塗膜(製品)の欠陥(特に、はじき、へこみ、たれ、わき、膨れ、異物)に関して、その発生メカニズムを理解し、品質向上につなげます。また、耐久性のひとつである「耐候性技術」について、屋外暴露や促進試験の現状、促進性と相関性やその評価方法について修得できます。 
(皆様からのお困りのことがございましたら、ご相談頂くことも可能です。) 

◆趣旨 
 塗料業界に新しく参入される方だけではなく、関連業界で活躍されている方々に、塗料・塗装・塗膜に関する基礎的な知識として、塗装系における各塗料(前処理、電着、溶剤塗料)の特徴や塗装工程を復習し、それぞれの目的や注意する点を概説します。また製品の外観品質向上を目指す上で、塗膜欠陥(はじき、へこみ、たれ、わき、膨れ、異物)のメカニズムを整理し、これらの分析手法と対策について解説いたします。また、外観向上のための「耐候性」について、現状と課題について考えます。 

◆プログラム
1.塗料の基礎  
 1.1 序章:塗料の歴史「なぜ、塗るのだろう?」  
 1.2 塗料の3つの役割(外観、保護、機能)  
 1.3 塗料、塗装、塗膜の基礎用語  
 1.4 塗料の構成成分、塗料の種類  
 1.5 塗料成分(樹脂、顔料、溶剤、添加剤)とその役割  
 1.6 塗装工程とその目的  
 1.7 塗装方法、塗装系の考え方 
2.表面処理工程とその目的・必要性  
 2.1 ショットブラスト工程  
 2.2 脱脂工程(アルカリ脱脂と酸洗いの違い)  
 2.3 表面調整工程  
 2.4 化成処理工程(りん酸鉄、りん酸亜鉛、酸化ジルコニウム)  
 2.5 表面処理の不具合事例 
3.電着塗装工程(含:プライマー処理(下塗)  
 3.1 電着塗料の基礎、塗着メカニズム  
 3.2 電着塗装の特徴、付き回り性(プライマーとの比較)  
 3.3 電着工程(ライン)の管理 
4.溶液系塗料の塗工方法  
 4.1 溶剤系塗料vs水系(水性)塗料 その特徴と欠点  
 4.2 種々の塗装法(カーテンコーター、ロールコーター、スプレーなど)  
 4.3 スプレーガンの各特徴とスプレー塗装の適正粘度  
 4.4 メタリック塗装、パール塗装、クリヤ塗装の特徴 
5.塗料・塗膜の品質管理、塗膜不良(欠陥)の評価・分析法  
 5.1 評価・分析の考え方(アプローチ)  
 5.2 前処理の重要性  
 5.3 分析機器選択のKey point  
 5.4 分析/解析の3つの観点  
   (1) 外観観察  ~塗料・塗膜の状況を把握する~(外観評価:色相、光沢など)  
   (2) 化学的分析 ~塗料・塗膜の化学構造を把握する~(赤外分光法など) 
   (3) 物理(物性)的分析  ~塗料・塗膜の物性を把握する~  
 5.5 解析評価や機器分析の事例紹介(はじき、へこみ、たれ、わき、膨れ、異物を中心として)  
   (1) 塗膜のはじき分析 
   (2) 塗膜に異物分析 など 
6.耐候性技術、その試験法と劣化評価  
 6.1 耐候性と劣化因子:4大主因子と副次的因子  
 6.2 耐候性技術で知りたい3つのこと  
 6.3 実曝試験と促進耐候試験  
   (1)「促進性」 と 「相関性」は、なぜ合い難いのか!  
   (2) 自然環境の多様性(複雑な環境要因) 
   (3) 試験方法、機器の多様化  
   ・従来の促進耐候試験(サンシャイン、キセノン、メタハラなど)の選び方   
   ・新しい促進耐候試験法  
 6.4 評価方法の多様化 
   (1) 外観評価(色相、光沢、白亜化、クラックなど)  
   (2) 化学的評価(赤外分光法など)  
   (3) 物性的評価(熱的変化、硬度など)  
 6.5 耐候性の強い塗膜(製品)への設計思想  
   (1) 長寿命化のための3つの手段  
   (2) 寿命予測の考え方と課題   
<質疑応答>
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